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ロックの部屋

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ART OF NOISE

ART OF NOISE『ドビュッシーの誘惑』


【騒音芸術】という謎の覆面グループ【アート・オブ・ノイズ】を知っていますか。Mrマリックさんのテーマ曲と言えば、だいたいの人は聴いた事はあると思います。『ドビュッシーの誘惑』はクラシックのドビュッシーの曲をモチーフにしたアンビエント系な音楽をやっています。まぁ癒し系で心地よい音楽です。

覆面バンドなので誰が主要なメンバーなのか不明。プロデューサーの元バグルスのトレヴァー・ホーンがグループのコンセプトを担当していて、サウンド面のプログラミングをJJジェックザリックという人物、キーボード・ストリングアレンジメントにアン・ダドリー、エンジニアがゲイリー・ランガンという人物であるというのが真相だったよう。

このアルバムでは元10CCのロル・クレームも関わっているらしいです。以前のアート・オブ・ノイズのようなサンプリングのノイズぽさがなくなっていて、ドリーミィなアンビエント系のエレクトロな音楽はロル・クレームのセンスなんだなと思わせます。そういえば、【ロル・クレーム&ケヴィン・ゴドレー】の『CONSEQUENCES』にも似通っている。ナレーションが入るところなんかも。

ところでドビュッシーですが、彼の音楽は印象派と言われています。詩的な情緒や気分を模写する、自然の瞬間的な印象をとらえる音楽で、けして明瞭な旋律が重要ではありません。雰囲気を模写するような音楽です。絵画でいえば、水彩画のような淡いボヤッとした感じ。
「牧神の午後への前奏曲」という名曲がありますが、田園気分でホンワカ気分になる曲でもあります。かったるくて眠くなったりしますが……



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